誰かを呼ぶ声がした
聞こえないふりで瞼を伏せる
指先に伝う温度も 残りがももう
ここにはなくて
触れれば崩れ落ちそうな真実に未だ
手を伸ばせぬままで
あまりにも儚い想いを握りしめた
心が恐怖に勝ってしまえば 何度も願う
僕の中に映る あなたは
見つめたまま ただ、笑った
描いた夢は怯えたままで
僕の手はずっと待つよ
不安な日々は募って 言葉は曖昧になった
伝えたい事だけが うまく言えないままで
大切なものを知った 今がある事を知った
戻れない 日々を僕は叫ぶ
僕の中に映る あなたは
見つめたまま ただ笑った
描いた夢は怯えたままで 僕の手はずっと
君の目に映るこの僕が
変わらない日々を探すから
交わしたものは 綺麗なままで
僕の手はずっと 君の手をずっと
待つよ。