「Good bye, kyanos. 朝はすぐそこに。」
まだ消えないで
全て吸い込まれそうな夜 微睡みの終わり
仄かに青を混ぜた色 夢か現か
蒼蒼と続く夏の香りに 胸が騒ぐのだ
「Good bye, kyanos. 朝はすぐそこに。」
探し物があるような気がした
Good bye, kyanos 畦道を向かう 明けるその前に
半宵冷めやらぬ風 柔く頰を撫でる
記憶だけは一様に 皆優しい
いつかのように もういちどあなたと日々を翔けたい
叶わなくとも 下らない話を聞いていてほしい
「Good bye, kyanos. 朝はすぐそこに。」
追われるように急ぐ日常を
Good bye, kyanos 変わらないままで
どうかあなたと
「Good bye, kyanos. 朝はすぐそこに。」
坂を登りきった瞬間に
Good bye, kyanos. 私は私を思い出そうとしている
「Good bye, kyanos. 夜が明けていく。」
あなたは思い出せるだろうか
Good bye, kyanos. 探していたのは あなたの言葉
あの朝の約束